前職を3カ月で退職、退職理由の答え方

前職を3カ月程度で退職してしまった場合、面接に行った医院にて退職理由をどう説明しようか悩みますよね。

合う合わないは仕方がないと思いますが、医院側として前職を3カ月で辞めている、転職歴が多いと身構えてしまいます。

納得が行く退職理由は?

ネガティブな退職理由をポジティブな理由に変換しましょう。

「キャリアアップできなかった」「勉強できる環境ではなかった」

だけでは理由が曖昧すぎます、もうちょっと具体的に話しましょう。

「保険診療をしっかり学びたかったが、自費のアシスタントばかりだったので、しっかり保険診療を学ぶことが出来る貴院に転職を希望しています。」

「そろそろインプラントを学びたいと思っていますが、インプラントを行っていない医院でした。」

人間関係・パワハラが理由

院長先生やスタッフさんの悪口を言い出す先生もいらっしゃいますが、前職場の悪口を言う人は、自分の医院も悪く退職後言われるのではないかと、あまり良い印象を与えません。

人間関係、パワハラが理由での転職の場合は以下のように答えましょう。

「もっとスタッフと協力し合って仕事がしたい。」

「コミュニケーションを大切にする医院で仕事がしたい。」

「スタッフ皆で力を合わせて良い医院作りをしている医院に勤めたい」

などが良いでしょう。

残業が多い・休みが少ない

ここは正直に回答してもいいかもしれません。が、前職の帰宅時間が20時前、残業が20時間以下でしたら残業が多いということにはなりませんので注意しましょう。

「前職では残業が月70時間を超え、10連勤などがありました。自己研鑽を重ねるなどスキルアップする時間が取れず退職いたしました。」

短期間で辞めてしまった

数カ月で前職を辞めてしまった場合、転職側の医院も、またすぐに辞めてしまうなどの心配があるので警戒します。

ここでも、前職場の不平不満を述べるのではなく、前向きな理由を述べましょう。

「前の職場では、ほとんど見学で治療をさせてもらえませんでした。もう少し手が動くようになりたいので治療をさせてもらえる医院に転職を希望しています。」

体調不良での退職・家族の介護

体調不良の場合は、今体調に問題ないことを説明しましょう。また、通院しなければいけない日があればあらかじめ伝えておきましょう。

家族の介護が理由の場合も同様、今問題が無いことを伝えましょう。また家族の通院に付き添う必要がある日があればあらかじめ伝えておきましょう。

絶対採用されない退職理由

「この先生は辞めておこう」となるのは「残業代が未払いだったので、労働基準局に行って払ってもらいました」や「有給の日数が少なかったので交渉して増やしてもらいました」など労働組合のような活動を前職でされていた先生です。

あまりいらっしゃらないと思いますが、たまに武勇伝のように語る先生がいらっしゃいますが、心に止めておきましょう。

いくら前職場が労働環境を整えていても、自分の医院でもなにか労働条件に不備を見付けスタッフを巻き込んで騒動を起こすのではないかと心配になります。

退職は綺麗に

歯科業界はとても狭い業界です。

私も歯科医院の経営に携わっていた時、突然知らない先生から当医院に勤めていた先生の素行について尋ねるメッセージをFBで貰ったことがあります。

円満退職の場合は、とても良い先生です!と勧めるものです。

歯科医院の場合、翌日から歯科医師の先生が出勤されないと患者さんに一番迷惑がかかります。

どんなに悪い労働環境の職場でも最低3カ月前に退職の意志を伝えましょう。


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